アイドルの武器
今更「愛のかたまり」について語るのかと言われそうだが、今だから語りたい「愛のかたまり」なのだ。
ご存知、愛のかたまりの歌詞。
この中の一節がなんだか胸にささる今日この頃。
どんなにケンカをしても
価値観のずれが生じても
一秒でで笑顔つくれる
武器があるわたしたちには
剛くん作詞「女性目線の恋愛ソング」なのだけれど、なんだかKinKiふたりの曲に感じるのはこの歌詞によるところが大きいと思っている。
だって、恋愛中にけんかして無理に1秒で笑顔を作る必要なんてないもの。
それも、「わたし」ではなく「わたしたち」。
そんなのまるで仮面夫婦、仮面恋人。純愛ではないよなあ、と少し疑問も生じる。
でも、それがアイドルであるふたりの事だと想像すれば、なるほどなと思えるのだ。
まあ、アイドルたるもの大ぴらにケンカはできないだろうが、価値観の相違は日常茶飯事だろう。
特にKinKi Kidsにおいては方向性の違いもあることは誰の目にもあきらかで。
そんな「私たち」には、KinKi Kidsとして登場したら1秒で笑顔が作れる武器がある、と歌っているのだと思わざるを得ない。
またその続きがこうだ。
変わっていく あなたの姿
どんな形よりも愛おしい
この冬も越えて
もっと素敵になってね
冬を越えて素敵になるものってなんだ?という疑問が生じるのも、これはまた当然のこと。
冬はご存知「Endless SHOCK」の季節。
過酷な舞台を経験して成長していった相方をのことなの?
そう想像してしまえる歌詞だからこそ、ファンにはたまらない。
BL好きの腐女子はとうの昔に卒業したはずのおばちゃんでもキュンとなる。
そんなアイドルの武器を使えなくなってしまったのが今のSMAPなのかな。
そりゃ25年もやってたら武器にもガタがくる。仕方がない出来事なのだ。
あまりに愛が大きすぎると
失うこと思ってしまうの
自分がもどかしい
今だけを見て生きていればいいのにね
ねぇ雪が降ってきたよ
永遠はないのだ。
今、この瞬間を生きていかねば。
彼らアイドルも、私たちファンも。
今を受け入れてこそ、先が見えてくるんだね。
ここ何回かジメッとした記事が続いている。
次回こそ、パッと明るい記事をUPしたいなあ。