カッコ良すぎて地獄へおちた!!

 

「TOO YOUNG TO DIE!」見てきた!

クドカン作品が好きな私には最高の映画だった。

小ネタに笑い、ギタリスト総出演におどろき、センチメンタルに涙する。

細かいことは見てのお楽しみってことで、感想のみを書いてみる。

 

 

 

退屈な天国なんかより、刺激的な地獄がいいのか、さらに辛くてもやっぱりこの世に生きてる事が尊いのか。

さすがクドカン、生と死を明るく面白く描いている。

死ぬことって、残された者にとっては悲しくて寂しいことだ。

でも、亡くなった本人の気持ちは誰もわからない。

そこに着眼し、死者が落ちた地獄での物語がこの「TOO YOUNG TO DIE」

木更津キャッツアイも主人公であるブッサンが死んでしまうまでのお話だった。

ああ、そうか。クドカンの一貫してる死生観がそこにある。

 

 

キャストに目を向けると、長瀬の存在感は他を圧倒する。

キラーKの鬼としての豪快さに酔いしれ、近藤さんの弱さに感情移入する。

ここ数週間、私の中の長瀬株が急上昇し、さらに高値安定中なので、映画館のスクリーンに映るキラーKが何をしようと、もうカッコイイしか言えない。

 

サントラを聴いてから行ったので、ストーリーがすっと入ってきた。

地獄メイクのミュージシャンも、それが誰かわかりやすい。

 地獄を舞台にしたロックミュージカルなのか、地獄に生きる(死んでるけど)ミュージシャンの映画なのか。まあ、そんな事はどちらでもいい話で。

ミュージシャン長瀬は、TOKIOでいる時よりその本領を発揮している。

それを喜んでいいのかどうかはわからないが、何にも縛られていない長瀬智也がとにかくカッコイイ。

 

いつものように深く考察のできないおばちゃんなので、結局「カッコイイ」しか言っていないのは申し訳なく思っている。

「カッコ良すぎて地獄へ落ちた」のだから、仕方ないよね。

 

 

 

ところで地獄ってなんだ?

仏教にもキリスト教にもその概念がある。

違うのはキリスト教では地獄からは決して抜けられないけれど、仏教では輪廻転生があるということらしい。

本編にも登場するこの絵本。

ちょっと怖いけれど、読んでみようかな。

 

絵本地獄―千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵

絵本地獄―千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵

 

 

 

もう一言。

映画見た後、なぜかこの曲が頭の中をぐるぐる回っている。

 

何度生まれても 何度死んでも

君に巡り合ってしまう

そのたび僕は 最初の恋をする

 

キミハカルマ/KinKi Kidsだ。

どんな曲か、興味のあるかたは是非とも下記のアルバムを聴いてみてほしい。

KinKi20周年突入イヤーにつき、私も絶賛宣伝イヤー突入です。

 

H album-H・A・N・D- (初回盤DVD付)

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