全部だきしめて

あけましておめでとうございます。

久しぶりの更新です。

年末になんとかUPしようと思っていたのですが、書いては消しをくりかえしているうちに年が明けてしまいました。

 

さて2017年、KinKi Kids20周年の様々な活動も、1500回を越えたEndlessSHOCKも、とっても素晴らしく、感動しすぎると言葉にできないのだな、と実感した年でした。

 

そんな20周年の最後に開催された「KinKi Kids CONCERT 20.2.21~Everythings happens for a reason~」。

幸運にも12月16日・17日の両日参加させてもらいましたので、すこし感想を。

 

 

おこったすべて事には理由がある。20年のすべての出来事を経ての結果がそこにありました。

 

誰しも一筋縄ではいかないのが人生。

我等がKinKi Kidsもまた一筋縄ではいかない20周年を迎えました。

これまでも山あり谷ありの彼らでした。

昨年夏から始まった20周年行事。

画期的な「薔薇と太陽」からはじまり、アリーナコン、ドームコン、すべてが素晴らしく、さすがKinKi Kidsと思わせてくれるものになっていました。

MTVアンプラグド、ぼくらの勇気~未満都市~の続編、LOVE×2あいしてる復活、20周年に向かっての企画も楽しみで仕方ない物ばかり。

20周年は頂点であるはずでした。

 

しかし、その頂点にあと一歩というところでの病。

KinKi Kidsの20周年はそこでビバーグ*1せざるを得なくなりました。

剛さんの心中を慮ると、さぞ苦しく辛いものだったでしょう。

病気の辛さは本人にしかわかりませんし、外界から遮断された孤独感は想像を超えるものであったに違いありません。

 

 

私には今回の苦難の裏側でどんなやりとりがあったのか、どんな試行錯誤があり東京ドームでの公演にこぎつけたのか、全く分かりませんし、詮索しようとも思いません。

わかった事はただ一つ。

彼らはそこからまた頂上を目指して歩き始めてくれたのだという事だけ。

でも、それだけでじゅうぶんだと思いました。

 

 

そしてむかえた初日。

 

今のKinKi Kidsにできうる最高のエンターテイメントをみせてくれる、という言葉に期待は高鳴りつつも、一抹の不安を胸に臨んだ東京ドーム。

 

1曲目はKinKi KidsParty!ラストで歌ったAnniversaryでした。

 

自分がどれだけできるのか、手探りで歌う剛さん。

そんな剛さんをカバーすべく、力みがちな光ちゃん

100人のオーケストラと、建さんをはじめとするいつものバンドメンバーを従えてのコンサートは、Anniversaryで私の不安を軽く吹き飛ばし、ふたりの歌声はあの広いドームの空間を支配し、私を酔わせてくれました。

 

 

初日の余韻を残しながらの二日目は、2人にも、オーディエンスにも少しの安堵感と余裕が生まれ、初日を上回る感動と、上質な歌と、楽しいトークでさらに最高のコンサートとなりました。

 

Anniversary

もう君以外愛せない

TopazLove

等々、すべての曲がが素晴らしく心に響いてきました。

 

その中でも、私が特に感動したのは「全部だきしめて」でした。

これまでに飽きるほど聴いてきたこの曲。

そのなじみのあるメロディーと歌詞が、いつもとは違う感情を私の心の中に巻き起こしました。

 

www.utamap.com

 

 

汎用性のある歌詞だとわかっていたつもりでしたが、これほど今の彼らの力になる歌は無いのではと思うほどです。

いえ、彼らにではなく、私にとってなのかもしれません。

そう、今のKinKi Kidsを追いかける私にとって、大きな力となる曲でした。

こうやって歌詞をあらためて読んでみると、1行1行の言葉の素晴らしさにあらためて感じ入ってしまいます。

 

全部だきしめて

きみと歩いていこう

 

ほら、もう泣けてくる。

 

 

 

昨夏を越えて1段ステージが上がった彼ら。

記念行事は一段落でKinKiの活動は少し減るかもしれませんが、それぞれのソロ活動でもさらなる活躍を期待しています。

 

私も1ファンとして、彼らの表現してくれる物を素直に堪能したいなと思います。

 

*1:登山中(テントも張れず)緊急避難的に野外で一夜を過ごすこと。野宿。露営