CD&DVD
ファン投票によるベスト50曲が収録されたSMAP最後のアルバム。
投票結果の発表を見た時にはSMAPのベストソングスではなく、辞めてほしくないファンの思いのつまったアルバムになるのではないだろうかと危惧したが、パッケージを開け収録曲のタイトルを眺めてみると、順位ではなく年代順で並べてあったせいか、素直にSMAPのベストアルバムと受け止められた。
(SMAPの音楽で忘れてはならない「fry」が入っていない事は個人的に残念だった)
そんな「 SMAP 25 YEARS」を聴いたfast impressionを書いてみようと思う。
※ 少しばかり辛口ですが、あくまでも私個人の見解であること事をご了承ください。
年代ごとにまとめられたdisc1~3を聴き比べてみる。
まずはdisc1。
デビューからどんどんのし上がっていくSMAPをありありと思い受べる事ができる。曲もバラエティにとみ、聴いていて単純に楽しくなる。
これぞSMAP!!
特に10$からの流れは最強だ。
This is SMAP!!!!!!!!!!!
SMAP最高!!
一転、disc2は国民的アイドルと呼ばれるようになり、歌も大きな愛や平和等、対象が大きなものに変わっていき、幅広い層に聴いてもらえる歌が増えていった。一般受けは良いけれど、SMAP色が薄まってきた。少しばかり物足りない。
さらにdisc3では、もう国民的アイドルと呼ばることに誰も異論を唱えなくなったSMAP。必然的にタイアップソングが多くなる。ベストとしてまとめて聴くと、これまでコンサートやシングルCDでは考えもつかなかったことが気になった。
SMAPが守りに入っていた?
(正確にリリース年月日を覚えているわけではないので、それぞれから受けた印象で語っておりますことはご了承ください)
こうやって3枚を聴き比べると、バラエティや役者として成功し続ける様と比較して「歌」という事においては、「世界で一つだけに花」の大ヒットで、やりつくしていたのではないかと思った。
極端な話「世界で一つだけの花」以前の曲だけで充分だったのではないか、とさえ思えてくる。
近年発表された「Other side」「Top of the World」などは攻めた曲だったが、ファンの支持は薄かったし、何か新しいSMAPを表現していくのに、新しい歌は必要なかったのかもしれない。
そんな事を思いつつこの「SMAP 25 YEARS」を聴いていると、くるべくして訪れた2016だったんだ、やっぱりその時期はきていたんだ、と個人的に納得してしまった。
そんなことを考えた自分に少しショックをうけている。
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2017・01・11
そしてDVD。
忙しかったお正月休みも過ぎ、そろそろゆっくりClip!Smap!見ようかと思っていたのだが、過激スマファンの発言で、粛々と解散を迎えたはずの私の心にさざ波がたってしまい、穏やかな気持ちで見ることができないので、DVDはしばらくお蔵入りにすることにした。
解散を惜しむ気持ちが、誰かを恨む気持ちに変わってはいかんぜよ。
恨み・辛みの言葉にイラついてSMAP自体を真っすぐに見れない自分も情けないなあ。