We are KinKi Kids Live Tour 2016 ~TSUYOSHI&KOICHI~ 11/2 マリンメッセ福岡
今回のアリーナツアー、日本ガイシホール2公演とマリンメッセ福岡での最終公演に参加することができました。
名古屋公演の感想は下記のブログでも書きましたが、今回はマリンメッセ公演の感想を。
We are KinKi Kids Live Tour 2016 ~TSUYOSHI&KOICHI~11/2 マリンメッセ福岡
博多の街に降り立つと、なんだかうれしい気持ちになる。
きっと好きなんだな、この街が。
ホテルからマリンメッセまで20分ほどかけて歩く。大相撲がもうすぐ始まるという垂れ幕を見ながらさらに奥に進むと海が見えた。
ちょうど夕暮れ時で、ロマンチックな雰囲気。
これから始まるコンサートへの期待感がさらにたかまる。
ツアートラックを横目に会場に入る。
今日はステージを正面から見られるスタンド席。思ったよりずっと近い。
ガイシホールではほぼケツ見席で、ステージの全容があまりわからなかったのが少し残念に思っていたので、最終公演で真正面から見られるという事が嬉しくてしょうがなかった。
開始まであと数分という絶妙な時間にコールと手拍子が始まった。
早くもなく遅くもないこのタイミング、20年の歴史なのかな。
客電が落ち、さあLIVEの始まりだ!!
愛されるより愛されたい
情熱
僕の背中には羽がある
愛のかたまり
「KinKiといえば」ときかれれば、きっと これらの曲を答える人が多いであろうこれらの懐かしい曲も、今の彼らの声で聴くとまた違う趣を感じる。
当時のさわれば壊れるような、張りつめた雰囲気をまとったKinKiが好きだった自分を思い出した。
そして今、そんな危うさが消え、彼らの声からは慈愛のようなものを感じるのは、私がそれを欲しているからかもしれない。
(でも決して彼らの歌を聴いて拝んでいるわけではないのでご安心を)
モノクロームドリーム
naked mind
Summer
雨音のボレロ
陽炎~kagiroi~
KinKiの定番曲から、N-Album からの楽曲へと変わる。
洗練された音楽はKinKiの声と相まって、美しく気高い。
剛さんが作った 陽炎~kagiroi~ では二人の声の掛け合いにうっとりとなる。
MC①
一転していつものおふざけMC。おばちゃんにはレポは無理なので、詳しい内容はまとめサイト等でみてもらいた。
王子と皇太子はあっという間に関西の兄ちゃんに戻る。いやもう関西のおっちゃんかもしれない。
ホタル
ファイナルだからおちゃらけずに歌ってくれたが、この名曲をおちゃらけて歌うのはKinKi Kids 以外いないであろう。
真面目にふざける、それがふたりのやり方なのだ。最近のMVver.Bでもそれが顕著。
それが好き、そんなKinKiが好き。なんやこれ!と怒れてきても、それが愛しい。
(イタイことは自覚しております。)
MC②
「剛くんのソロは見たことあっても、僕のは見たことない人も、その逆の方もいらっしゃると思いますが~」という光一の言葉でソロコーナーへ誘われる。
Danger zone(ソロ)
Interactional(ソロ)
Slave Maker(ソロ)
光一は自身の活動を説明するのに一番わかりやすい3曲を持ってきたなと感じた。
トラビス・ペイン*1振付の「Danger zone」とYOSHIE さん*2 振付の「Interactional」。
ダンスの種類が違うと、その世界観もがらっと変わる。
さらに「Slave Maker」ではロックに寄っていく。
大好きな3曲メドレーでおばちゃんも高まるっ!「Slave Maker」では誰より拳を突き上げた…つもり。
街(ソロ)
セッション(ソロ)
ホンマにたよりにしてまっせ(ソロ)
CCK(ソロ)
一転剛さんソロコーナーでは、剛さんの音楽観というか、音楽は自由だ!というメッセージがあふれていた。
剛さんをリーダーに、吉田建さん、堂島孝平さんをはじめとするバンドメンのテクニックとパッションを、充分に感じることができるこのセッションのコーナーは、回数を経ることによってどんどん洗練されていったように思う。
博多では建さんが昔取った杵柄でジルバ等のダンスで楽しませてくれたし*3、 名古屋では少し間延びして感じた「たよりにしてまっせ」もスマートになっていた。
それにオーディエンス側も剛くんが操るファンクのリズムに上手に乗れるようになっていたのも、洗練されたと感じる一因だったと思う。
このおばちゃんでさえけっこうイケていたと(←自己満足ではあるが)思うくらいだから、もっと若い方々はもっともっとイケてた。
会場全体が一体となることの快感を味わうことができたのは幸せこの上ない。
薔薇と太陽
Unlock Baby
Plugin Love
Fall Dance
再びKinKi Kidsの世界へ戻るが、違和感はない。
N-Albumから2度目のメドレーはKinKi Kidsとしての存在感をさらに私に感じさせるものであった。
スワンソング
雨のメロディ
涙ひとひら
カナシミブルー
Misty
Time
やめないで、PURE
Anniversary
ジェットスターロマンス
硝子の少年
そして最後はまたお馴染みの曲で盛り上がった。
ジェロマのペンライト芸はもう欠かせないものになっているのが微笑ましい。
このペンラ芸、未体験の方にも是非一度味わってほしいと思うほどだ。
歌を聴くだけじゃない楽しみも満載なのだ。
アンコール
道は手ずから夢の花(新曲)
夜を止めてくれ
なんねんたっても
ダブルアンコール
Secret Code
新曲「道は手ずから夢の花」の披露にじっと聴き入る。
彼らのバラードはホントに沁みる。光一による出だしに若干のスリルを感じるのは私のいつもの母心。
最後はガイシまでは無かったトロッコで外周を回ってくれた。
外周は無くても十分満足できるコンサートになっているが、そりゃオタというもの、近くに来てくれたら嬉しいに決まっている。
おつりがくるコンサートでさらにおまけ付き、ありがとう!!
今回のKinKiコンを一言でいうと、「KinKi・剛・光一、三位一体のコンサート」だった。
ファンが見たいものを具現化したコンサートがいいのか、アーティストがやりたいことを表現したコンサートがいいのか、アイドル界隈ではよく論じられる。
KinKi Kidsの場合、ソロでは自分のやりたいことをやり、KinKiではファンが見たいものをやるというスタンスでこれまでやってきたのではないかと思われる。
ソロコンを始めてもう十数年。
今では本人がやりたい事とファンが見たいことが一致するようになり、ファンも彼らも満足のいくLIVEが繰り広げられている。
ではKinKiコンはどうなのか。
以前はアーティスト側*4が考えるファンが見たいものと、ファンが本当に見たいものとの間に、若干の齟齬があったのではないかと思う節も無きにしも非ず。
2人っきりのグループと言えど、幅広いファンがいるわけで*5、誰もが満足するコンサートを作るという事は至難の業だ。
「痒いところに手が届かない」というか、不完全燃焼というか、楽しいのだけれども、もうちょっと何かが欲しい。そんな思いが自分の心の片隅にあったことは否定できない。
しかし、今回はその「齟齬」が極めて小さかった。これまでには感じられなかった満足感・多幸感でいっぱいになった。
それはやはり「三位一体」だったからではないだろうか。
そんな「KinKi・剛・光一」の三位一体のコンサートがずっと続くのかといえば、それは誰にもわからない。
今回は20周年の特別バージョンで、20周年が終わると、またこれまでのように「KinKi Kids」のコンサートになるかもしれない。
でもそれは決して後戻りではない。
それぞれがそれぞれに一本立ちしているプロジェクト、コンテンツに成長したことを喜ぶべきなのだ。
さあ、あなたの見たいコンテンツはどれ?
お笑いもミュージカルもあるKinKi Kids界隈。何を選ぶかはあなた次第!!
全部見るもよし。お好きなLIVEへ行くもよし!
年末のドームツアーではまた違ったKinKiが見られるかも、とまた新たな期待でいっぱいになるおばちゃんであった。