KING PROTEA
N album の中で私が一番好きなのは「KING PROTEA」だということは前回のブログでも書いた。
「KING PROTEA」米倉利紀さんからの提供曲である。
米倉さんからの提供曲には、Jr.もよく歌っている「Natural thang」と「since1997」がある。
この2曲から受ける印象とは全く違う「KING PROTEA」。
一度聴いてみて欲しい。とにかくカワイイのである。他に言葉がないほどカワイイ!!
♫ねえ、いいだろう
♫ねえ、いかせて
と歌っている「Natural thang」から17年。
「Natural thang」(1999年発売 C albumに収録)
この耽美全開な「Natural thang」から「since1997」を経て「KING PROTEA」へ。
King Proteaとは何ぞや?と思いしらべたところ花の名前。
KING PROTEA
写真ではわかりにくいが、ひまわりのような大きな花である。
パッと見て勲章のようにも見える。
花言葉が「王者の風格」「甘い恋」。
伝説の番組「LOVELOVEあいしてる」で共演し、上記の2曲をくださった米倉さんが、20周年を迎えるKinKi Kidsに送ってくれた曲、そう思いながら歌詞を読んでみると感慨深いものがある。
「KING PROTEA」(N albumに収録)
前回のブログでも書いた事とかさなるが、これまでのKinKi Kidsを見つめてくれていたからこその歌詞にナミダ一粒。
違う歩幅で、それぞれに違う景色を見ながらこの坂道を登ってきたけど、いつも背中合わせに寄り添ってきた僕たち。
お互いに勲章を贈りたいし、自分の心にも勲章を贈る。
これからもよろしくね。
なんてね。
難しい比喩もなしの、率直な言葉が優しいメロディーにのって、素直に心にしみてくる。
自分たちは暗い性格と言ってるが、周りの人からみれば、実際は素直で明朗なふたりなのだ。
同じ米倉さん提供曲の「since 1997」(2007年発売 Φ(ファイ)に収録) の歌詞を見てみる。
タイトルにもなっている1997はKinKi Kidsのデビューした年であるから、この曲もきっとデビューから10年たった頃のKinKi Kidsを象徴していたと想像できる。
周りに心を閉ざしたすれ違いのふたり。これまでの自分とは違うんだ。それぞれの道を見つけよう、なんて歌詞が切ない。
あの頃のふたりを振り返ってみると、確かにそんなすれ違いの時期であったかなと。
「since 1997」(Φ(ファイ)に収録)
N album の naked&natural というテーマに見え隠れするのはそこからの10年なのだと思う。
20年という年月が気付かせてくれた。
お互いが違う道も歩いてきたこの20年間。
紆余曲折もあった。理解できないことも、意見の相違もあった。
それをありのままに受け止め、受け入れることができるようになった、ということなのだろう。
それぞれがKinKi Kidsに縛られず、ひとりでも歩いて行ける今だからこそ、お互いが素直に認め合い、ふたりでいる事 、KinKi KIds であることが自然なのだ。(自分の語彙不足がもどかしい)
だからかな、最近のKinKi Kids、ほのぼのしすぎている。
どちらかというと光一ソロに偏りがちな私も、ファンになった当初にもどったようにKinKi Kidsの「ふたり」にキュンとしている。
さあ、29日からのツアー。
どんな「ふたり」が見られるのか。楽しみでしかたがないね!