「愛のかたまり」より前

先日6月8日のザ・少年倶楽部

永遠のジャニーズ名曲ランキングってのがあったらしい。

1位 世界に一つだけの花
2位 勇気100%
3位 愛のかたまり

 

どれも名曲。その中に愛のかたまりが入ったことにKinKiファンとしてはうれしいかぎりだ。

しかし、今をときめく平野紫耀くんがこの曲を最初は山田涼介くんの曲だと思っていたとか。もう何回も同様の話をきいたが、これは仕方がないのかもしれない。

後輩のみんなが少クラで歌ってくれることが多いんだろうと推測されるし、またそれがファンの印象にも残っているからなのだろう。

KinKiの歌だと認識してほしいとは思うが、それより良い曲だと思われているという事実がうれしい。

 

動画サイトで検索してみると、ジャニーズの後輩だけではなく、三代目J Soul Brothersの方やトレンディエンジェルの斉藤さんが歌ってくれているようだ。

皆さんに良い曲だと認められているのだなと、少しばかり感慨にふけってしまう。

 

愛のかたまりはKinKiKids2人の共作としては2曲目で、Hey!みんな元気かい?のカップリングとして発売された。

発売日が2001.11.14

もう15年も前のこと、彼らもまだ22歳という若さだった。

カップリングに収録してあるオリジナルカラオケでハモリの練習をしたのは私だけではないだろう。

 

Hey!みんな元気かい?

Hey!みんな元気かい?

 

 

この「愛のかたまり」以前に二人が作った曲は何があったか。

今日のメインテーマはこれからだ。

今ではソロアーティストとしても大活躍の2人。

名曲「愛のかたまり」より前の自作曲を振り返ってみようと思う。

※CDに収録されていない曲については今回は言及しない事とする。

 

MY WISH 光一作詞作曲

Slowly 剛作詞作曲

ずっと抱きしめたい*1 剛作詞

 ボーダーライン*2 KinKi作詞 

MY WISH。初めて作ったとは思えないくらい。今では「歌詞が照れくさくて歌えない」と本人がいうくらい、10代の青い恋愛観にあふれている。

 

C album

C album

 

 Peacefl World 光一作詞作曲

さまざまな愛 剛作詞作曲

このころになると、それぞれの個性がでてくる。

自分自身をわかってほしい剛さんと、自分の描く世界感を表現したい光一さん。

 

好きになってく 愛してく

好きになってく 愛してく

 

   好きになってく 愛してく 剛作詞 光一作曲

初めての共作 LOVE LOVEあいしてるのテーマソング

番組内で産みの苦しみを味わう。

 

D album

D album

 

 12月 剛作詞作曲

永遠の日々… 光一作詞作曲

どちらもまだ素人っぽさがあり、何曲も作るのは難しいのかなと当時は思った。

ファンとしては自作曲があるだけで嬉しいのだけれど、他の収録曲と比べると少し物足りなく感じた。

 

E album

E album

 

 百年の恋 剛作詞作曲

‐so young blues- 光一作曲*3

どちらも好きな曲。

百年の恋は剛さんの個性が活かされていてグッとくる。

‐so young blues-はジャズテイストで踊るために作ったのかと思った。今はロックver.でも歌ってくれる。

アイドルが自分で曲作ってみました、っていうのではなく、アーティストとして活動していく布石になるような2曲だったと思う。

 

 

そして愛のかたまりリリースである。

この曲の評価でソングメーカーとして自信がついたのだろう。

これ以降はそれぞれソロの道にも足を踏み入れるのだ。

剛さんは半年後ソロデビューをはたす。

 

街/溺愛ロジック

街/溺愛ロジック

 

 真面目にアイドルやってきて少し疲れてしまった、あの頃の剛さんが写しだされているのが「街」で、これから進むべき方向を模索してるのが「溺愛ロジック」だったのかもしれない。

 

愛のかたまりは2人の共作で、KinKiKids2人のファンにとっても一番大切な曲だが、それがソロ活動を始めようとする背中を押したのだとすると、人生には皮肉なことがつきものだなと思わざるを得ない。

ただ、あくまでも私個人の考察に過ぎないのでお気になさらぬよう。

 

  

*1:KinKi曲

*2:KinKi曲、ちょっとおちゃらけソング

*3:作詞は松岡充